【いま、語る関西人国記】関西マルチメディアサービス社長 原格さん(60)  (産経新聞)

 □(3)組織変革

 ■現場意識の重要さ実感

 大学院では人工知能を専攻、研究生活に打ち込んだ。ボランティアでキャンプ指導者も実践。学園紛争の混乱が残るなか、研究に野外活動に、青春を謳歌(おうか)した。

 関西電力で最初に配属された我孫子電力所で貴重だったと思うのは、光通信と出合えたことのほかに、徹底した現場主義を体感できたことです。

 通信回線の不具合では、発生個所の特定や修理作業で現場に出ました。電柱に登り、ハンダで接続不良個所を直す。なかなかうまくいかず、先輩がやり直してくれることがしばしばでした。現場を何十年踏んだ職人の技というか、見事にはまるんです。

 黙々と現場で働いている人たちが会社を支えている。本店で統一した作業基準を決めても、現場のノウハウが最も大事だと実感しました。

 《本店では、現場での経験をもとに、技術と組織の革新に挑んだ》

 給電所という設備があります。発電した電力と消費状況を監視し、需給バランスを指揮する部署です。発電所、変電所などとネットワークをめぐらせているのですが、情報の伝達経路が各地の支店を経由する一方向しかありませんでした。支店が災害などで被害を受けると、情報伝達が遮断されてしまう。支店を介さず、別の情報拠点を経由して情報が伝達できるシステムをつくりました。のちに、阪神大震災のときに効果を発揮しました。

 関連会社への出向などを経て15年後に再び本店に戻ったとき、ネットワークの運用態勢が15年間まったく変わっていないことに驚きました。通信がアナログからデジタルに変わり、設備が増えて作業量も増えているのに、あまり効率化されていなかったのです。そこで大規模な組織変更とシステム化に着手しました。

 各支店ごとにあった担当部署を統合して運用センターをつくり、集中的に管理する態勢にしました。

 組織替えをしなければという考えは以前からあったと思いますが、手がつけられていませんでした。その間、大きな問題なく運用できていたからでしょう。

 現場をよくみて、問題意識をもち、行動を起こしていかなくてはと実感しました。今のオフィスでも、個室でなく、社員と同じフロアの一角に机を並べています。現場の空気を感じることの大切さを知っているからです。(内山智彦)

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【科学】WAVE 国内最大イトウ生息地 猿払川流域を保全区に(産経新聞)

 北海道の川に生息するサケ科の魚で、絶滅が心配されている日本最大の淡水魚イトウを守ろうと、王子製紙は、北海道猿払村の猿払川流域に保有する社有林約1万7290ヘクタールのうち、イトウの生息に重要な地区約2660ヘクタールを、河川と周囲の森林を保全する「環境保全区」とすることを決めた。猿払川は国内最大のイトウ生息地。

 イトウは体長1〜1・5メートル、体重25〜45キロ。寿命は長いもので20年以上にもなり、現在のサケの古い祖先と考えられている。ダムの建設や開発の影響で数が減り、国際自然保護連合(IUCN)は最も絶滅の危険度が高い種としており、環境省と道も絶滅危惧(きぐ)種に指定している。

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